劇の会~クラスづくりの集大成の取り組み~
和光小学校2・4・6年生、そして和光幼稚園星組(5歳児)の劇の会が終わりました。和光学園では、中学校でも1年生と3年生が劇に取り組みますし、高校でも選択授業で劇に取り組んでいます。学園をあげて、劇を通して表現すること、皆で創り上げること、そして劇を通してお互いを理解することを大事にしています。 小学校の劇は、台本選びから演出、衣装、音響、照明まで自分たちで行います。6年生は、どのようなテーマにしたいかから話し合います。今年の6年生の劇は1組が「荒野と町と用心棒」、2組が「キジムナー」でした。1組は、皆の意見を聞いて「タイムトラベル」「ファンタジー」「探偵もの」の作品を演出委員の人を中心に探して皆で決めました。最後の最後まで「どうしたら低学年にも伝わる劇になるか」「自分たちはこの劇で何を伝えたいのか」を考えて本番に臨んでいました。ネタバレしないように気をつかっていた1組、音響一つとってもこだわりが感じられました。喧嘩もあるけど日常こそが宝だよね、というメッセージを受け取りました。2組は、沖縄の木の精霊であるキジムナーを通して沖縄戦、そして戦後の土地闘争、と沖縄を見つめる劇でした。舞台のガジュマルの木が何とも素敵な空間を作り出し照明をうまく使っていました。そして10月に6年生と沖縄学習旅行に出かけた時に聞いた体験者の話が劇のセリフや演出にちりばめられていました。人間の欲に翻弄される沖縄やキジムナーが浮かび上がっていました。暗いシーンだけでなく、笑ってしまうところもたくさんあり、バランスの良さを感じました。 子どもたちの劇をみて素晴らしいと感じたのが、どの子も楽しんで堂々と演じていることです。和光の子どもたちは本当に表現するのが好きなのだなと思いました。もちろん恥ずかしそうな子もいるのですが、それでも覚悟のようなものを感じる表情でした。そして、相手に合わせて柔軟に演じ分けていることです。和光のような劇づくりでは、日によって表現が変化します。その変化を感じ取り、舞台の上で相手に合わせて柔軟に対応する姿は、日頃の学校生活の積み重ねがあってこそです。 劇の会の週半ばにゲネプロがあります。ゲネプロではうまくいかないこともたくさんあります。だからこそそこから劇がさらによいものになっていきます。また、ゲネプロは教員の研究の場でもあり、劇としてさらなる高みを目指すために色々と意見がでま...