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11月, 2024の投稿を表示しています

「みんなの幸せにつながる学び」公開研究会が開催されました。

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 11月23日(土)第10回和光幼稚園・和光小学校公開研究会が開催されました。 テーマは『みんなの幸せにつながる学びの力を育てる』 北は北海道から南は沖縄まで、多くの方にご参加いただきました。 オープニングは、子どもたちの民舞 帯刀校長の挨拶 生き生きと学ぶ子どもたちの姿を見ていただきました。 午後は、基調報告と分科会に分かれての報告、検討でした。 いただいた感想を一部紹介させていただきます。 〇子供たちのことを話されているときに微笑みながら話されているのが印象的で、とても子供たちの「わかりたい」に寄り添った実践をされていると感じました。算数の学びを具体的な形にして、視覚化していく方法を非常に丁寧にやって、徐々に「数」の世界へと広がるような方法をされていて、とても良い学びだと思います。 〇「できる」だけなら、マンツーマンでも塾でもできる。でも学校で、教材を通して、仲間と学ぶからこそ、育つ心や物事を見る目 etc がうーんと育つと思う。中井先生は実に丁寧に具体物を使いながら、割り算の本質を謎解くような実践だと感じました。子供の考えや楽しむ心を授業で引きだす場面が多々ありましたが、教師集団の教材研究があるんだなと、背景も垣間見えました。 〇現在行っている水泳指導がどういう変化や論議の中で出来上がってきたのか、学ぶことができてよかったです。スイミングや検定等と「体育の水泳」の違い、目指しているものの違いを考える機会になりました。他の授業と同じで、できるまでの過程をどう見ていくのかが大きな違いなのかなと思います。根性ではなく、体の仕組みや技の理論がわかること、互いに分析をしながらみんなでできることを目指すなど、子供たちに育てたいものに立ち返って授業を作っていくことが大切だと改めて感じました。 〇「みんなが幸せに」につながる社会と言う題名での研究は、とても良いなと思いました!学びは、「人生を幸せに生き続けるため」に学ぶものだと思っていて、教科がメインに出されているのは違和感を感じるなと周りの学校を見て感じていました。昔から続く和光小学校がこれからも今の子供を見て 2026 年のカリキュラムに向かっていくのがとても楽しみだなと感じました! 〇午前中の授業を見ていて、どのクラス学年も「学力」ではなく「学び」を追求していると感じました。学びを大切にすることで...

一つひとつの花器に咲く花

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  4年生が工作技術の授業で、焼き物の花器づくりに取り組み、 一人ひとり、一つひとつがちがう、ステキな花器が焼きあがりました。 その花器に花を活けてみました。(造花です) 沢山の花や植物から選び、量や角度にもこだわります。 焼き物と花が一体となり、さらにステキな世界ができあがりました。 自分の作品を見て、嬉しそうな子どもたち。 友だちの作品を見て、感想を言い合う子どもたちの姿も。 学校の玄関にしばらく飾ってあります。 お立ち寄りの際に、ぜひご覧ください。

1月19日(日)東急線・小田急線沿線 私立小学校合同相談会のお知らせ

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  2025年1月19日(日)に開催されます 【東急線・小田急線沿線 私立小学校合同相談会】に、和光小学校もブース出展させていただきます。和光小学校の教員と個別に話すことができますので、ぜひご参加ください。 受付は  12/2 (月) 11 : 00 ~ を予定しています。 詳しくは コチラ をご覧ください。

色々な考えの人がいるからおもしろい

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  和光学園報「創立91周年記念特別号」に寄せた文章をこちらに転載します。 9月に和光小学校へ卒業生が来て語る機会がありました。彼女は幼稚園から高校まで和光学園で過ごし、今は大学生です。小学校や高校の頃の思い出を色々な角度から話してくれましたが、小学校では沖縄学習旅行が一番印象に残っているそうです。小学校の時は「基地反対」の考えだったが、高校の授業の中で抑止力という考え方を知ってもやもやしたこと、その後、改めて基地をもつことは平和を遠ざけているのではないかと考えるようになった、6年生の時の学びがあったからここまで辿り着けたと語っていました。 彼女の話の中で特に心に残ったことが二つあります。一つは、「討論がおもしろかった」と言っていたことです。自分と反対の意見を聞くと「理解できないな」と思うこともあるけれど、ある部分はそうだよなと納得できたり、それで自分の意見が変わっていくことがおもしろいと言っていました。幼稚園から小学校、中学校、高校・・・と、相手を論破する討論ではなく、違うところも認めながら対話を基にした討論を積み重ねてきたことが伺えました。もう一つは、彼女が色々な角度で話すエピソードが「常に葛藤している」ということです。「無知は楽」と彼女は言います。高校の授業で学んだ「ファストファッションやアイスクリームが途上国の児童労働と繋がっていること」等を知ることで、知らなければ何も感じないで生活できるのに、知ることでそれでも安くて買ってしまう自分と葛藤し続けていました。一方で、知らないって怖いとも言っていました。誰かの不幸の上に成り立っていていいのかな、と。和光の授業の中で、白とも黒ともつかない問いをたくさん与えられて、今も葛藤し続けていました。和光の授業を通して物事を追求すること、考え続けることを教わったとも言っていました。 彼女の話を聞きながら、和光が目の前の子どもから、生活や現実社会から出発した教育づくりをしていることの重要性を感じました。社会はまさしく簡単には答えの出ないことの連続です。しかし、答えが出ないからといって考えるのをやめてしまうのではなく、考え続けること、そのことが社会を創っていくことになります。 幼稚園児だった時の彼女を思い出しながら、こんな素敵な大人に育っている姿をみて、私は和光学園の教育の確信を得ることができました。そして、それがまた和...

2025年度生入試は終了しました。

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  2025年度入学生の入試はすべて終了しました。 2026年度生向けの説明会は、2025年1月19日(日) 洗足学園小学校で開催されます、私学合同相談会から始まります。 詳細につきましては、改めてお知らせいたします。

2年生 5年生 YUAIイスラミックスクールとの交流会

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  和光小学校は、人との出会い、文化の交流を大切にしています。 先日、代々木にあるYUAIイスラミックスクールの子どもたちが交流に来てくれました。 校舎を案内したり、 お弁当を一緒に食べたり、 のんびりおしゃべりをしたり、 踊りを教えたり、 互いの”文化”を交流したり、 5年生は文字も教わりました。 平和をつくる第一歩は、互いに知ることだと思っています。 各学年で、豊かに”交流”が進んでいますが、その様子はまた後日。 YUAIの皆さん、ありがとうございました。

6年生 沖縄での豊かな学び

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 6年生が、第38回沖縄学習旅行から帰ってきました。 とても豊かで、充実した4日間となりました。 【1日目 基地の島 沖縄】 空港では、4日間お世話になる看護師さんが出迎えてくれました。 ”世界一危険”と言われる普天間基地を臨みます。 広大な敷地を持つ嘉手納基地 キレイな海を見ながらの浜遊びもしました。 ホテルに戻ってからも学習は続きます。 沖縄戦を体験された方のお話は、子どもたちの胸に迫るものがありました。 一日をふり返って、しっかりとまとめます。 初日から、深く、濃い学びの一日となりました。 【2日目 南部戦跡を巡る】 2日目は、沖縄戦で激戦地となった本島南部を巡ります。 ガマの中に入り、当時の追体験。五感を通して学びます。 しっかりと学んだ後の沖縄そばは格別です。 午後は平和祈念公園に行きました。 海に向かい、『命どぅ宝』を誓います。 夜は、待ちに待ったエイサー交流です。 自分たちが踊らせてもらっている沖縄市の園田青年会のエイサー。 園田青年会から沢山の方が来てくださいました。 ビリビリと、空気と魂が揺れました。 パートごとに踊りを教わる、贅沢な時間でした。 【3日目 伊江島に渡る】 この日は伊江島に渡り、学び、楽しむ日です。 戦中、そして戦後の伊江島の話をしっかりと聴きました。 天気は最高、海遊びです! 伊江島の自然を、体いっぱいに感じました。 夜は3日間の学びをふりかえっての学級集会。 語りたいことに溢れ、続きは学校に帰ってからということになりました。 【4日目 学校交流】 最終日は、北中城小学校との学校交流です。 グループごとに、お話ししたり、エイサー交流も行いました。 給食には、なんとなんと、タコライスを出していただきました。 学習旅行の最後は、国際通りでのショッピング。 とっても楽しい時間でした。 帰りの飛行機まで・・・最後の最後までしっかりとふりかえる子どもたち。 子どもたちにとって、かけがえのない4日間となりました。 この学習旅行が学びのスタートです。 子どもたちはこれからも学び続けます。