5年生 「詩」の世界を愉しむ
詩人のさいとういんこさんと村田活彦さんが特別授業をしに来てくださいました。
最初にお2人がそれぞれ詩を読んでくれました。 いんこさんはご自身の詩「だぐでん」村田さんは、 谷川俊太郎さんの「スキャットまで」身振り手ぶりのパフォーマンスに子ども達も釘付け。
それから「バナナのことを自由に詩に書いてみよう」「 バナナの気持ちになってもいいし、どんなことでもいいよ」 と言われて、最初は戸惑っていた子もいたけれど、おもしろい「 バナナの詩」が次々と生まれました。
「せんぱいこうはい」 K.M
私は新入りバナナ
今スーパーで買われて
前からいたせんぱいバナナの上にいる
正直きまずい
そんな中キッチンから
「明日人がくるからバナナケーキ作る」ときこえた
次の日、せんぱいバナナがとられた
そして私がせんぱいバナナになって
新入りがくる
「ナババ」 R.O
ナバババナバナナ
バナナナナババナ
ナバナババナバナナ
バナナナナナナバ
ナバババナナバナナナバ
バババババナバナナバ
2回目は、1週間後。 さいとういんこさんと猫道さんが来てくれての授業。
今回も最初に、お二人がそれぞれ2, 3編ずつ詩を読んでくれました。
猫道さんの読み方がおもしろくて、みんな大笑いでした。
今日の詩のテーマは「空」
「空ってどんなイメージ?」と聞かれて「青い」「広い」「白い」 「赤い時もある」などが出されました。いんこさんから「 みんなが思う空を、「空は~」ではなくて「それは~」 であらわしてみて」
またまた、ステキな詩がたくさん生まれました。
心の色 H.N
それは青
だが、ぼくには
こんに見えた
友だちとけんかし
おちこみかえる
色がどんどんよごれてく
空は、ぼくの心の中だ
それは・・ T.O
それは青くて
オレンジにもなる
それは高い
それは広い
それは自由にありふれてる
それは人間の夢がある
それは、空
さいとういんこさん、村田活彦さん、猫道さん、本当にありがとうございました。
子どもたちは引き続き「詩」の世界を愉しんでいます。