「こどもの日と子どもの権利条約」

 

5月5日は「こどもの日」でしたね。お子さんがいるご家庭は、子どもたちの健やかな成長を願ってお祝いをしたでしょうか。我が家では、菖蒲湯に入り、柏餅を食べました。(定番ですね!)

和光幼稚園では、GWに入る直前に、「子どもの日集会」という全園集会が開かれたり、こいのぼりが泳いだりしました。5歳児(星組)の保護者の皆さんが、子どもたちのために作ってくれたこいのぼりも泳いでいます。

「こどもの日」は、1948年の祝日法公布によって、すべてのこどもの幸福をはかる目的で制定されました。世界では、国連で「児童の権利に関する条約」が制定された11月20日を「こどもの日」にしている国も多いようです。

「子どもの権利条約」が国連で採択されたのが今から34年前です。日本は、29年前の1994年に批准しました。

29年経って、子どもたちの権利は守られているでしょうか。

子どもたちにとっての最善の利益は守られていますか?(第3条)

子どもたちは自由に自分の意見を言えていますか?(第12条)

子どもたちはゆっくり休んだり、自由にあそんだり、やりたいことに没頭したりできていますか?(第31条)

日本の社会をみたときに、子どもの最善の利益を考えてものごとが決められているかな?と考えると首をかしげてしまいます。また、最近の子どもたちの忙しさも危惧しています。国連子どもの権利委員会からの最新の勧告(2019年)では、日本が緊急措置をとるべき分野として、差別の禁止や体罰などと共に、子どもの意見の尊重が挙げられています。

「こどもの日」を機会に、子どもたちの権利が大事にされる社会に近づいていってほしいと切に願っています。和光幼稚園も和光小学校も、子どもの権利を大事にする園・学校です。ここに在る子どもも大人も自分の意見を言いやすい風土がその質の担保に重要だと感じています。



このブログの人気の投稿

7/26(水)編入試験を行います

2024年度生 願書配布について 2023.8/27

夏の林間合宿(キャンプ)の指導員を募集します